1,357,400 円
(税抜:1,234,000円)

1987年、ハンブルクに誕生した幻の遊園地「ルナ・ルナ」。その中心にあったキース・ヘリングのカルーセルを、グフラムが家具として呼び覚ましました。ブルーベイビー、レッドベイビー、グリーンドッグは、その記憶を今、部屋に迎え入れるためのコレクションです。

1987年、ドイツ・ハンブルクに「ルナ・ルナ」という遊園地が誕生しました。ジャン=ミシェル・バスキア、デヴィッド・ホックニー、ソニア・ドローネーら錚々たるアーティストが乗り物や装飾を手がけた、世界初のアートカーニバルです。その中でキース・ヘリングは、回転木馬(カルーセル)のデザインを担当しました。座席や柱、パネルの隅々まで彼特有のキャラクターで埋め尽くされた、まるごとひとつの作品です。しかし経営上の事情から会期は短く終わり、乗り物や装飾一式は解体されてコンテナに収められ、アメリカ・テキサスの倉庫で長い眠りにつくことになりました。近年、ニューヨークの複合文化施設「ザ・シェッド」(ハドソンヤードにあるアートと催事のための施設)で再公開され、再びその存在に光が当たりました。
グフラムが選んだのは、このカルーセルに実在した「ドッグ」と「ベイビー」という2つの座席モチーフです。ソフトポリウレタンを丁寧に成形し、グフラム独自の塗装技術Guflac®で仕上げることで、平面のドローイングだった愛らしいキャラクターに、確かな量感と存在感を与えました。子どものモチーフはブルーベイビーとレッドベイビーという2色展開に、犬のモチーフはグリーンドッグとして製品化されています。カラーの違いはあっても、本質はどちらも「キース・ヘリングの手描きの線を、そのまま部屋に迎え入れる」という一点にあります。
キース・ヘリングの作品は、誰にでもわかりやすく、瞬時に記憶に残る強さを持っています。ポップアートの明快さと、グラフィティの反骨精神を併せ持つその表現は、ラディカルデザインの旗手であるグフラムの姿勢と深く共鳴します。両者はともにイタリアとアメリカという異なる土地に根ざしながら、常に国際的な広がりを志向してきました。ブルーベイビー、レッドベイビー、グリーンドッグは、美術史の一場面を暮らしに持ち込む、現行製作の一脚として今も手に入れることができます。
グフラムのブルーベイビー、レッドベイビー、グリーンドッグは、1987年のルナ・ルナで披露されたキース・ヘリングのカルーセルを起点とする、希少なコレクションです。ソフトポリウレタンとGuflac®塗装によって、平面の作品が立体の家具へと生まれ変わりました。アートとラディカルデザインの交差点を暮らしの中に置きたい方に、ふさわしい一脚です。
キース・ヘリングは、1958年にアメリカ・ペンシルベニア州で生まれたアーティストです。1980年代初頭、ニューヨークの地下鉄構内に残されたチョークドローイングで注目を集め、瞬く間にポップアートとストリートカルチャーを橋渡しする存在となりました。輪郭線と力強い動きで描かれる人物や犬のモチーフは、世代や国境を越えて愛される普遍性を持っています。1986年には自身のショップ「ポップショップ」を開き、アートを美術館の外へと開放しました。社会的なメッセージを作品に込める姿勢でも知られ、その創作活動は1990年に31歳でこの世を去るまで続きました。彼の作品は今もなお、世界中の人々の暮らしと記憶の中に息づいています。
