1,568,600 円
(税抜:1,426,000円)

グフラムの代表作のひとつが、カピテッロ|Capitelloです。1971年、スタジオ65がデザインしました。古代ギリシャの列柱、なかでもエレクテイオン様式の柱頭をかたどった、大ぶりなラウンジチェアです。素材はソフトポリウレタン。屋外使用にも対応するグフラック・ウルトラにより、大理石のような質感に仕上げられています。限定500脚のシリアルナンバー入りで、幅110cm、奥行120cm、高さ82cm、重量約38kgです。

カピテッロの発想源は、アテネのアクロポリスで崩れた列柱に旅行者が腰掛ける光景だったといわれています。もともとはある化学素材メーカーの競技会に向けて考案されたデザインで、経験豊富な担当者から新人まで、スタジオ全体を巻き込んだ長い制作過程を経て完成しました。古代の権威や様式を椅子へと置き換え、崇高とされてきた古典主義を暮らしへ引き寄せる試みです。硬く重厚に見える大理石調の姿が、実際は柔らかいポリウレタンだったという体験は、期待と現実のギャップを楽しむポップアートの感覚そのものです。

カピテッロは、ポンピドゥー・センター(パリ)やメトロポリタン美術館(ニューヨーク)にも収蔵されています。2016年にはヴィトラ・デザイン・ミュージアムの企画展「Schaudepot」に、2017年にはメトロポリタン美術館の「Design Radical」展にも登場しました。半世紀を経てもなお、ラディカルデザインとポストモダンを象徴する一脚として、世界各地の展覧会に招かれ続けています。

カピテッロ|Capitelloは、1971年にスタジオ65が手がけたラディカルデザインの象徴です。古代ギリシャの柱頭を大胆に椅子へと置き換え、硬さと柔らかさのギャップでポップアートの精神を体現してきました。ポンピドゥー・センターやメトロポリタン美術館にも収蔵されてきた歴史を持ちながら、限定500脚という希少性も兼ね備えています。控えめな存在感ではなく、空間の主役となる一脚です。
ポンピドゥー・センター(パリ)、メトロポリタン美術館(ニューヨーク)に収蔵されています。2016年にはヴィトラ・デザイン・ミュージアムの「Schaudepot」展、2017年にはメトロポリタン美術館の「Design Radical」展に登場しました。ほか、ロンドンのバービカン・センターやシカゴ現代美術館など、「Pop Art Design」展として世界を巡回してきました。
スタジオ65は、1965年にトリノで結成された建築家集団です。大人になっても子供の心を失いたくないという思いから、ピーター・パンにならって自分たちだけの島を築くように、スタジオ65という名前を掲げました。彼らは同時に強い色彩で描く画家でもあり、アメリカン・ポップアートやヌーヴェル・ヴァーグの映画、イタリアの前衛演劇に親しみながら、より公正な世界を築こうとする情熱を持った若者たちでした。ロックやジャズを聴き、マヤコフスキーやマルクーゼ、モランテといった思想家や文学者の言葉に触れながら、想像力と表現がまっすぐに評価される場所を求めていました。カピテッロは、そうした精神から生まれた、古典と現代をつなぐ一脚です。
