754,600 円
(税抜:686,000円)

グフラムが手がけるテーブルのひとつが、ソープ|Soapです。2014年、アーティストのマウリツィオ・カッテランと写真家のピエルパオロ・フェラーリによる創作ユニット、トイレットペーパーがデザインしました。家中の汚れを石鹸で洗い流せたら、という誰もが一度は抱く願望を、巨大な石鹸というかたちで皮肉に表現しています。素材はソフトポリウレタン。屋外使用にも対応するグフラック・ウルトラで手仕上げされています。限定300台のシリアルナンバー入りで、幅121cm、奥行77cm、高さ31cm、重量約14kgです。

表面に刻まれた歯型は、実際には何も洗えないこのテーブルに、まるで使用済みであるかのような痕跡を残します。等身大の石鹸なら気づかれない歯型も、ローテーブルほどの大きさまで拡大されることで、「一体誰がこれを齧ったのか」という不可能な問いを生みます。清潔さの象徴に矛盾を持ち込みながら、日用品を巨大化して常識を揺さぶる手法は、グフラムがプラトーネやカクタスで重ねてきたラディカルデザインの発想と地続きです。

ソープは単独の作品ではありません。ゴッド|GOD、ジ・エンド|The Endとともに、トイレットペーパー・カプセルコレクションを構成しています。グフラムのアイコンを再解釈したこの共作は、風刺と敬意を同時に投げかけました。2015年にはマイアミのアートフェア「Art Untitled」に、2020年には上海の「The Shouter」にも出展されています。
ソープ|Soapは、2014年に生まれたグフラムの風刺的な一台です。石鹸という清潔の象徴に歯型を刻み、洗えないのに洗えるふりをするという矛盾が、この作品の核心にあります。限定300台として今も入手できる希少性を持ちながら、屋外使用にも対応する実用性を兼ね備えています。家具でありながらアート作品でもある、二つの顔を持つ存在です。
ソープを手がけたのは、アーティストのマウリツィオ・カッテランと写真家のピエルパオロ・フェラーリによる創作ユニット、トイレットペーパーです。2010年、テキストを排し強烈なビジュアルだけで構成されたアート誌として活動を始め、その後ファッションや家具の領域にも広がりました。日用品を大胆に読み替えるまなざしは、グフラムが半世紀にわたり体現してきた反デザインの精神と重なります。
