隠れて、遊んで、覗いて。これが猫の理想の家。
猫は本能的に、狭くて安心できる場所を求めます。
キーブーのキャットケイヴは、その習性に応えながら、インテリアとしても成立する猫用隠れ家です。
ペット用品の常識を、デザインが塗り替えました。
<目次>
1. キャットケイヴとは? ──2層構造が生む、猫の王国
2. デザインの背景 ──キーブーとユナイテッドペッツの共同開発
3. 素材と仕様 ──イタリア製、リサイクル可能なポリエチレン
4. スタイリング提案 ──猫も人も喜ぶ、部屋への馴染ませ方
1. キャットケイヴとは? ──2層構造が生む、猫の王国
キャットケイヴは、二つの石が重なった形のキャット用隠れ家です。
下層と上層、それぞれが異なる役割を担い、猫の本能的な行動を引き出します。
下層(ボトムケイヴ) は、猫が隠れてくつろぐための空間です。
床面にスクラッチマットが敷かれており、爪とぎの習慣を自然に満たします。
天井からはやわらかなボールがぶら下がり、遊び心も添えられています。
上層(トップストーン) には、丸い窓(ポートホール)が設けられています。
猫はここから顔を出し、外の様子を観察しながら次の行動を企てます。縄張り意識が強い猫の習性に、そっと寄り添う設計です。
2. デザインの背景 ──キーブーとユナイテッドペッツの共同開発
キャットケイヴは、イタリアのデザインブランド「キーブー」と、ペット用品専門ブランド「ユナイテッドペッツ」の共同プロジェクトです。
デザインを手がけたのは、キーブーの創設者でもあるステファノ・ジョバンノーニ。
2社の協業が生まれた背景には、「ペット用品も暮らしのデザインの一部である」という共通の哲学がありました。
既存の猫ハウスの多くが機能重視で、インテリアに違和感を残すなか、キャットケイヴはその境界を取り払います。
自然石を模した有機的なフォルムは、都市の住空間にも、自然素材を取り入れた田舎のインテリアにも違和感なく溶け込みます。
ペット用品として購入しながら、置くだけでインテリアが完成する、そんな稀有な製品です。
3. 素材と仕様 ──イタリア製、リサイクル可能なポリエチレン
本体素材にはリサイクル可能なポリエチレン(PE)を採用しています。
軽量かつ丈夫で、汚れが付きにくく日常のお手入れも簡単です。
クッション(ピロー)は30℃での洗濯機洗いに対応しており、清潔を保ちやすい点も実用的です。
主な仕様
・サイズ:幅51 × 奥行42 × 高さ57cm
・重量:約4kg
・素材:ポリエチレン(リサイクル可能)
・付属品:スクラッチマット・クッション(ソフトボール付き)
・カラー展開:ボルドー、ダブグレー
・製造:イタリア製(キーブー × ユナイテッドペッツ)
コンパクトながら存在感があり、一般的なサイズの猫であれば余裕を持って使用できる設計です。
4. スタイリング提案 ──猫も人も喜ぶ、部屋への馴染ませ方
【ナチュラル・北欧スタイルに】
ダブグレーは、白壁・ウッドフローリング・リネン素材のソファとの相性が抜群です。
観葉植物の横に置くと、まるで庭に転がる自然石のように馴染みます。
【モダン・ミニマルスタイルに】
ボルドーはコンクリート打ちっぱなしやブラックフレームの家具と好対照をなします。
空間のアクセントとして意図的に使うと、高いデザイン性が際立ちます。
【リビングの一角に】
テレビボードの横やソファの脇など、人の動きが見渡せる場所が猫にとって理想的です。
キャットケイヴをそこに配置することで、猫の好奇心と安心感を同時に満たせます。
【猫部屋・ペットコーナーに】
キャットタワーやキャットウォークと合わせるより、単体で置く方がデザイン性が引き立ちます。
猫専用スペースをあえてシンプルにまとめたい方に最適な選択です。
まとめ
キーブーのキャットケイヴは、インテリアと猫用品の垣根を取り払った画期的なプロダクトです。
キーブーが提案するインテリア、そしてペットとの暮らしを格上げしたい方へ。
キャットケイヴは、猫への愛情を洗練されたかたちで表現する一品です。
デザイナープロフィール
ステファノ・ジョバンノーニ / Stefano Giovannoni
フィレンツェ建築学部を卒業後、ミラノを拠点に活動するイタリアの工業デザイナー・建築家。アレッシ、マジス、カルテル、LG、サムスン、シーメンスなど国内外200社以上と協業し、累計300点以上の製品を手がけてきました。
アレッシの「ジロトンド」シリーズや「ボンボ」シリーズ(マジス)は世界的なベストセラーとなり、その実績からアルベルト・アレッシには「スーパー・ポピュラーの旗手」、クリスティーナ・モロッツィには「デザイン界の王様」と称されました。2016年にキーブーを設立し、代表作「ラビットチェア」は現代デザインのアイコンとして世界中に知られています。