39,600 円
(税抜:36,000円)
キーブーから展開するクリス・ルース コレクションは、現在2つのカテゴリーで構成されています。
ひとつは、陶器製の花瓶シリーズ「クリッターズ|Kritters」。猫(ダリラ)・フクロウ(スパイク)・犬(ボゾ)の3種類があります。
もうひとつは、ジオメトリック柄が印象的な「ミリング カーペット|Mirring Carpet」。
どちらもモノクロームを基調とし、シンプルながら個性的な存在感を放ちます。
インテリアのアクセントとして、また飾るだけでその部屋のトーンを決定づけるような、アートとプロダクトの境界線上に立つアイテムです。
クリッターズ シリーズは、白黒2色だけで表現されたセラミック製のフラワーベースです。
・ダリラ:猫をモチーフにした花瓶。しなやかなフォルムが特徴
・スパイク:フクロウをモデルとした一輪挿し。大きな眼差しが印象的
・ボゾ:犬をかたどった花瓶。どこかユーモラスな表情
3点それぞれに名前がつけられており、愛らしいモチーフでありながら、表面には作家の手が通った力強さがあり、かわいらしさと緊張感が同居しています。
生花を活けるほか、それだけでも十分にオブジェとしての魅力があります。
ミリング カーペット は、200×300cmのレクタングル(長方形)サイズ。
明るめのベースカラーに、黒の幾何学的な渦巻き模様が規則的に並びます。
シンプルな二色の対比だけで、これだけの存在感を生み出せるのはルースならではです。古代の図像を思わせるプリミティブな模様が、現代の空間の中に置かれることで生まれる独特の緊張感。
無垢フローリングにも、コンクリートの無機質な床にも馴染み、モダンでありながらも重厚感のあるインテリアになります。
クリッターズ花瓶 × 余白のある棚
白い壁面の棚に、間隔を空けて並べます。周囲に物を置かず花瓶だけを主役に据えると、荒削りな造形の強度がより際立ちます。
北欧系のシンプルな家具にも、和の要素を取り入れたスタイルにも自然に馴染みます。
ミリング カーペット × 硬質な空間
コンクリート壁やスチール家具が多い部屋に敷くと、渦巻きのパターンが空間全体を引き締めます。
プリミティブな図像と無機質な素材の対比が、ルースの作風と響き合います。
コレクションをまとめて飾る
カーペットを敷いた部屋のシェルフに3つの花瓶を並べると、コレクション全体がひとつのインスタレーションとして機能します。
アートを迎え入れる感覚で、複数点をあわせて検討してみてください。
クリス・ルースの作風を特徴づけるのは、手作業の痕跡を意図的に強く残した、粗削りで力強い造形です。
切り、削り、焼くことで生まれる荒々しい表面は、仕上げではなくデザインの本質として作品に刻まれています。
白と黒だけで構成された作品が多いのも、この姿勢と一致します。色を排することで、造形そのものの強度が前に出る。
クリッターズ花瓶の存在感も、ミリング カーペットの空間を支配する力強さも、そこから生まれています。
作品の核にあるのは、原初的なエネルギーと現代的な感性の緊張関係です。
ミラノ移住後は10コルソコモとの協働を軸に、アートとプロダクトの境界を問い続けてきたルース。キーブーとのコレクションも、その延長線上に位置づけられます。
白と黒、手仕事の強度、原初的な造形と現代性の緊張関係。
キーブーのクリス・ルース コレクションは、作家の一貫した美学がインテリアに落とし込まれたアイテム群です。
陶器製のクリッターズ花瓶3種は、愛らしいモチーフの中に力強さと緊張感を宿し、200×300cmのミリング カーペットは幾何学の渦巻きだけで空間の重心を定めます。
置くだけで部屋の空気が変わる。それはデザインの巧みさではなく、10コルソコモとの協働でも示されてきたルースの造形そのものが持つ力です。
