
椅子やスツールを選ぶとき、何を重視しますか?
座り心地やデザイン、他のインテリアとの調和など重視したいポイントはいくつかあると思います。
その中でも気にしたいのが「重さ」です。
一般的に椅子の重さが5kg未満だと軽い椅子、約8~12kgだと重い椅子に分類されることが多いです。
重さが約3~4kgの椅子であれば片手でも安定して持ち運びが可能です。
ここでは軽い椅子と重い椅子のメリット・デメリット、おすすめの椅子についてご紹介します。
<目次>
1.軽い椅子のメリット・デメリット
2.重い椅子のメリット・デメリット
3.おすすめの軽い椅子
4.おすすめの重い椅子
1.軽い椅子のメリット・デメリット
メリット1.移動がしやすい

軽い椅子は持ち運びがしやすく、普段のお掃除の際や模様替えなどのときにスムーズに動かせます。
特にダイニングチェアは毎日座るたびに引き出す必要があるため、軽さ=日常の使いやすさに直結します。
天気の良い日にはテラスやバルコニーに椅子を運んでアウトドアで使用する、という使い方もできます。
メリット2.片手で出し引きできる

椅子の中には片手で持てるくらい軽い椅子もあります。
片手で椅子の出し引きができるということはもう一つの手で何か作業をしながらでも椅子が引き出せるということです。
片手に料理やグラスを持ったまま、小さいお子様やペットなどを抱っこしながらなど、普段の何気ない動作もスムーズになります。
メリット3.レイアウト変更がしやすい
軽ければ椅子の位置をすぐに変えることができるため来客時、イベント時などたくさんの椅子が必要になったときに、臨機応変にレイアウトが可能です。
また、軽い椅子はスタッキングできるタイプも多いため、使わないときはスタッキングして省スペースに収納できます。
軽い椅子のデメリット
軽い椅子は時には軽すぎて椅子が動いてしまい危険なことも。
安定性・見た目・耐久性とのバランスを考えることが大切です。用途に応じて軽すぎない適度な重さの椅子を選びましょう。
こんな方におすすめ
・頻繁に動かす・掃除をする
・多目的に使いたい、気軽に模様替えしたい
・来客用やサブの椅子が欲しい
2.重い椅子のメリット・デメリット
メリット1.安定感がある

重い椅子はぐらつきにくく、またしっかりと床に接しているため、座っているときに安定感があります。
特に背もたれもしっかりしているタイプも多いため、片方に体重をかけたりしても倒れにくいです。
メリット2.倒れにくい

重い椅子は重量があるため動きにくく、小さなお子様がぶつかったり、万が一椅子によじ登ったとしても椅子が倒れる心配がありません。
また、椅子を支えにして立ち上がってもずっしりと重さがあれば倒れにくいです。
メリット3.高級感・重厚感がある

重い椅子は一般的に素材がしっかりしていて見た目にも重厚感があるため、インテリアの各を上げてくれます。
背中、座面両方にクッション性があり、デザインを楽しめるタイプも多いです。
重い椅子のデメリット
重い椅子は重さゆえに持ち上げたり移動させるのが困難なため、使いやすさの面では劣る場合があります。
テーブルとの間隔を調整して最初から動かさずに座れる配置にしたり、椅子をスムーズに引けるようにするため、ラグなどを敷くと床の保護にもなりおすすめです。
こんな方におすすめ
・椅子で長時間過ごす、落ち着いた空間にしたい
・見た目の高級感や重厚さを重視したい
3.おすすめの軽い椅子
カーボンチェア(moooi)

カーボンチェアは重さ約1.5kgと女性でも片手で持ち上げれるほど軽量です。
軽い理由はその素材にあります。カーボンファイバーとエポキシ樹脂によって成形されており、軽量でありながら驚くほどの強度と耐久性を持っています。
デザインはまるで織物のように編まれたフレーム構造で、視覚的にも軽やかさを感じることができます。
専用のパッドとキャップを組み合わせるとより座り心地がアップします。
マスターズチェア(Kartell)

アーム付きの椅子ながら重さを約4kgに抑えたKartell(カルテル)のベストセラーチェア。
「マスターズ」という名前の由来にもなっている、3種類の名作ダイニングチェア(セブンチェア、チューリップチェア、シェルチェア)のアウトラインから成り立っています。
デザインだけでなく、ゆったりと広めの座面は座り心地も良く肘掛けと合わせて体重を分散するため、長時間座っていても疲れにくいです。
立ち上がりの際はアームつかんで立ち上がれるのと、軽すぎないちょうどよい重さなので安定性もあります。
ピウマ(Kartell)

ピウマはイタリア語で「羽」という意味で、その名が示す通り、羽のように軽やかなアームチェアです。
背もたれや座面の厚みは最大でわずか2mm、重さは約2.3kgとカルテルの椅子の中では最も軽量です。
カーボンファイバーで強化された樹脂を射出成形するという世界で初めての革新的な技術により製品化を実現しました。
極限まで軽くスレンダーな見た目ながら耐久性があり、アウトドアでも使用にも適しています。
4.おすすめの重い椅子
集(つどい)チェア

トーヨーキッチンスタイルの人気ソファ「集(つどい)」の座り心地をそのままチェアにした、背・座ともにボリュームのあるチェアです。
リズミカルなタフティング加工によりソフトなクッション性と疲れにくい張りのある座り心地を同時に提供します。
重さはファブリックタイプで9.3kg、レザータイプで10kgとどっしりとした重さがあるため安定感があり、浅く腰掛けたり、横向きに座っても倒れる心配がありません。
ステンレス製のレッグがしっかりと椅子を支えます。
マダムワールドオブエミリオプッチ

カルテルとエミリオ・プッチのコラボレーションによって誕生したデザイン性の高いチェア。
削ぎ落とされ洗練された直線の中のアームの曲線がモダンで美しいフォルムを実現しています。
エミリオ・プッチの代名詞とも言える大胆なプリントにより、アート作品のように見る者を楽しませてくれます。
脚はブラックとクリアの2色から選べ、特にクリアの脚は重い椅子でも宙に浮くような軽やかな印象を感じさせます。
モンスターチェア(moooi)

背中から脚の先まで合成皮革で覆われたラグジュアリーなデザインのチェア。
スチールフレームにウレタンフォームのクッション、合成皮革で構成されています。
背もたれは中背で安定感があり、背中と座面だけでなく脚の先までクッションがあることで重厚感があります。
合成皮革は5万回の摩擦テストにも耐えるほどの丈夫な素材を使用しています。
いかがでしたでしょうか。
椅子はデザインやカラーなど様々ですが、ここでは「重さ」という観点から椅子の選び方を考えてみました。
使用シーンや用途によって軽い椅子と重い椅子どちらが良いかも変わってきます。
是非この機会に椅子を選ぶ際は「重さ」にも注目してみてください。
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