SICIS(シチス)タイルの施工ガイド | 美しく仕上げるためのプロのポイント
2025年01月07日
SICIS シチス施工事例

高級感あふれるシチス(SISCIS)のヴェネツィアンモザイクタイル。
施工手順は一般的なタイルと同じですが、シチスならではの美しさを最大限に生かすための「4つの施工ポイント」と「おすすめの目地選び」をご紹介します。

SICISタイルの特徴や人気の種類を先に知りたい方はこちら:
SICIS(シチス)ヴェネツィアンモザイクタイル完全ガイド|人気の種類・選び方


<目次>

1. 施工前に知っておきたい!4つの重要ポイント 2. SICISタイル施工時の主な注意点 3. 施工手順(取付・設置)の基本ステップ 4. いつでも綺麗に!お手入れ・メンテナンス方法 5. まとめ





1. 施工前に知っておきたい!4つの重要ポイント


【1】基本的な施工方法は一般的なモザイクタイルと同じ



トーヨーキッチンスタイル オンラインショップ SICIS シチス ベネツィアンモザイクタイル

施工単位:シングルカラーの場合、15mm角のチップが縦横18個ずつ並んだ「約295mm角のシート」でお届けします。
調整のしやすさ:タイル裏面のネット(メッシュ)をハサミやカッターで切ることで、スペースに合わせたサイズ調整が簡単にできます。
基本手順:シートごと接着剤で貼り付け、後から目地を入れていくため、一般的なモザイクタイルと同じ手順で施工可能です。

【2】接着剤は「白」または「乳白色」を使用する



SICIS シチス ベネツィアンモザイクタイル 目地の色

理由: 淡い色のタイルや透過系のタイルは、下地のクシ目が透けて見えてしまう場合があります。
対策: 特に透過系のタイルは、施工場所の下地をあらかじめ白色に仕上げてから施工することをおすすめします。

【3】水回りには「エポキシ系」の接着剤・目地材を選ぶ



SICIS シチス ベネツィアンモザイクタイル オーチス

理由: キッチンや浴室などの水回りでは、耐久性と美しさを長く保つ必要があります。
対策: 耐水性・耐候性に優れるエポキシ系の接着剤と目地材をご使用ください。

【4】チップの「不揃いさ」は魅力の証



SICIS シチス ベネツィアンモザイクタイル ジニア3

SICISのモザイクタイルは高温で鉱物を溶かす伝統製法のため、一つ一つのチップのサイズや形が微妙に異なります。
この不揃いさこそがシチス独特の豊かな表情と個性を生み出します。
無理に揃えようとせず、個々のピースごとの異なる個性を楽しむことがポイントです。

【5】「見切り材なし」で美しい出隅(角)がつくれる



合わせ構造(シチス ガラスチップの小口) 

タイル同士を突き合わせた出隅の納まり(目地入れ前)

一般的なガラスタイル: 端が鋭利なため、出隅(壁の出っ張った角)には「見切り材(カバー)」が必要です。
シチスの強み: 角を丸く仕上げる特殊な製法(ローリング加工)により、鋭利さが取り除かれています。
そのため、見切り材を使わずタイル同士を突き合わせるだけで、すっきりと美しく仕上げることができます。


2. コレクション別・おすすめの「目地色」選び


モモザイクタイルは目地の占める面積が大きいため、目地色の選び方が仕上がりの印象を大きく左右します。
各シリーズの特徴に合わせて、最適な目地色をまとめました。

マリーゴールド3



SICIS シチス ベネツィアンモザイクタイル マリーゴールド

マリーゴールド3には、ベージュ系またはライトグレイ系の目地がよく合います。
白や黒に近い目地を使うと目地が強調されすぎてしまい、タイル本来の華やかさが損なわれることがあります。

ポイント: タイルよりも少し淡いトーンの目地を選ぶことで、マリーゴールド3の繊細な美しさが引き立ちます。



ジニア3



トーヨーキッチンスタイル オンラインショップ SICIS シチス ベネツィアンモザイクタイル

ジニア3には、グレイ系の目地がおすすめです。豊かな表情を持つチップの魅力を際立たせるには、グレイ色が最も相性の良い選択になります。

濃いグレイ:シャープで格好良い印象
ライトグレイ:明るく柔らかい印象

光の当たり方によって表情が大きく変わるため、目地色によるニュアンスの違いも楽しめるシリーズです。



デイジー



トーヨーキッチンスタイル オンラインショップ SICIS シチス ベネツィアンモザイクタイル

デイジーはホワイトを基調としたモザイクタイルのため、ホワイトの目地が最も自然に馴染みます。
グレーやブラック寄りの目地を使用すると、目地が強く目立ちすぎてしまうため注意が必要です。



コレクションおすすめの目地色印象・仕上がりのポイント
マリーゴールド3ベージュ / ライトグレー タイルより少し薄めの色を選ぶと、タイル自体の美しさが引き立ちます。(白や黒は目地が主張しすぎるため避けるのがベター)
ジニア3グレー系 濃いグレー: 格好よくクールな印象に
ライトグレー: 明るく華やかな印象に
デイジーホワイト ベースが白のため、目地も同系色がおすすめ。(グレーや黒を使うと目地だけが目立ってしまうので注意)



目地施工時の重要ステップ



目地材は素早く・丁寧に拭き取る

シチスの魅力はガラス表面の美しい輝きです。施工時に拭き残しがあると輝きがくすんでしまうため、タイル表面についた目地材は時間を置かずに素早く拭き取ってください。


3. 施工手順(取付・設置)の基本ステップ


下地処理から接着・目地・シーリングまでの基本的な流れと注意点です。

1. 下地処理
タイル貼り付け面に壁紙(クロス)等がある場合は、接着不良を防ぐため必ず剥がしてください。

2. タイルシートのカット(サイズ調整)
壁面に合わせて裏面のメッシュをカッターナイフでカットします(チップ間の目地幅は約1.35mm)。
※チップ単体(15mm角)はカットせず、上下左右のシーリング目地幅(3〜5mm推奨、最大15mmまで)で全体サイズを調整してください。

3. 接着剤の塗布・貼り付け
専用のタイル接着剤をへら等で全面に均等に塗ります。
透明タイルの場合: 下地が透けるのを防ぐため、クシ目(すじ)を立てず、左官ゴテ等で平らに引き伸ばして塗布してください。
タイルシートを左右均等になるよう貼り付けます(カウンターとの間も3〜5mm空けてください)。

4. 目地材の詰め込み・拭き取り
専用目地材を目地にしっかり詰め込みます。
※重要: 固まると取れなくなるため、表面に残った余分な目地材は速やかに拭き取ってください。

5. 外周のシーリング仕上げ
タイル外周やカウンターとの隙間、端の木口(断面)が見える箇所は、シーリングガンにて丁寧にシーリングを行います。

くわしくは下記取扱説明書を参照ください。

ベネツィアン・モザイク取扱説明書


4. いつでも綺麗に!お手入れ・メンテナンス方法


日常のお手入れ

  • 基本は「柔らかい布での水拭き」で十分綺麗になります。
  • 油分や手垢が気になる場合は、薄めた中性洗剤を含ませた柔らかい布で拭き取り、その後に固く絞った布で水拭き・乾拭きを行ってください。


お手入れ時の注意点



  • クレンザーなどの研磨剤入り洗剤や、金属タワシ・固いタワシは使用しないでください。ガラス表面や特殊な輝き(イリジウム加工など)に傷がつく恐れがあります。
  • 酸性やアルカリ性の強い洗剤は避けてください。



5. まとめ


SICIS(シチス)タイルの魅力を最大限に引き出すためには、「白色の平滑な下地」「ガラス専用の接着剤と目地材」「丁寧な施工」が欠かせません。

ご自身でのDIYも可能ですが、仕上がりの精度を高めるためには、ガラスタイルの施工実績が豊富な専門業者様へご依頼いただくことをおすすめいたします

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