半世紀を超えて作り続けられる、イタリア・グフラム|Gufram の名作コートハンガー

1972年、イタリア・トリノで生まれたグフラムのカクタス。
デザイン史にその名を刻んだ一台は、半世紀を超えた今も、当時と変わらぬ製法で作られ続けています。
歴史に残る名作を、暮らしの中で楽しめるという贅沢が、ここにあります。
<目次>
1. 半世紀前に生まれた、時代を象徴する一台
2. 色を選ばない、カクタスというデザインの強さ
3. 職人の手仕事が刻む、唯一無二の表情
4. 美術館に並ぶ名作を、暮らしに迎える
5. 空間を活かすスタイリングのヒント
1. 半世紀前に生まれた、時代を象徴する一台

1972年、グフラムはコートハンガーという日用品に、砂漠の植物という異物を持ち込みました。
実用品でありながら彫刻のような佇まいを持つカクタスは、瞬く間にイタリアデザインを象徴する存在となります。
誕生から半世紀を経た今も、その造形は変わることなく受け継がれています。
2. 色を選ばない、カクタスというデザインの強さ

カクタスが纏う緑は、サボテンを象る上でごく自然な色選びでした。けれど本当の魅力はそこから先にあります。
黒や白、赤、日焼けをイメージしたカラーなど、色を変えながらも愛され続けてきたことこそ、このフォルムが持つ普遍的な強さの証です。
3. 職人の手仕事が刻む、唯一無二の表情

2,165の凹凸は、すべて職人の手作業による仕上げです。
表面を包むグフラック塗装は、経年によって表情を深める素材で、量産品でありながら一台ごとに個性を宿します。手仕事の確かさが、この一台の品格を支えています。
4. 美術館に並ぶ名作を、暮らしに迎える

カクタスは、ミラノ・トリエンナーレやニューヨークのスミソニアン・デザイン・ミュージアムなど、世界的な美術館に永久収蔵されている名作です。
歴史に名を刻んだ一台を、鑑賞するだけでなく暮らしの中に迎え入れられること。
それこそが、今も現行モデルとして製作され続けるカクタスならではの価値です。
これまでにも黒や白、赤、日焼けをイメージしたカラーなど、数々の色違いが登場し、アンディ・ウォーホル財団やポール・スミスとのコラボレーションも実現してきました。
それだけ多くの解釈を生み出しながら、その原点であり続けているのが、この一台です。
5. 空間を活かすスタイリングのヒント

玄関なら、来訪者を最初に迎える主役として。リビングなら、観葉植物やラタン素材の家具と組み合わせ、屋内と屋外を緩やかに繋ぐ一角に。ソファの脇に据えるだけで、空間全体の格が引き締まります。
まとめ
Cactusrama Triennale,Milano,Italy,2022
カクタスは、グフラムが1972年から作り続ける、デザイン史に残る一台です。
美術館に収蔵される名作を、実際に暮らしの中で所有できるという稀有な価値を、緑という色が物語っています。
所蔵されている美術館・展示歴
Pop Art Design ,Foundation Beyeler,Basel,Switzerland,2022
ミラノ・トリエンナーレ、中国国家美術館(北京)、バービカン・センター(ロンドン)、スミソニアン・デザイン・ミュージアム(ニューヨーク)にも収蔵されています。
デザイナープロフィール
グイド・ドロッコとフランコ・メッロは、1970年代のイタリア・トリノで活躍したデザイナーです。当時のグフラムは、家具職人グリエルメット兄弟が興したブランドで、若い作家たちのユニークなアイデアを積極的に形にしていました。ふたりが生み出したカクタスは、実用品でありながらアートのような佇まいを持ち、クラフトマンシップと創造性が同居する一台として、今も語り継がれています。
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